通気不足による結露修繕
通気不足による結露修繕
室内の湿気は高いところから低いところへ流れます。
家でいうと室内から屋外です。しかし、外に出ようとしている湿気の逃げ道がないと、壁内結露をおこし、家の寿命を縮めます。
工事前
ぱっと見は、そんなに傷んでいませんが、よく見ると外壁の表面が剥がれています。軒天の表面も剥がれています。
典型的な壁内結露の症状です。
工事中
剥がしたところです。(外壁の下部分です)
外壁と断熱材の間に通気層がありません!!
これでは、室内の湿気が壁内に溜まって結露を起こします。
黄色いグラスウールが黒くなっているのは結露によるカビです。
まず、防湿シートを貼り、通気層を設けるため下地を付けます。
黒いのは木材の腐食を防ぐためのものです。
次に、サイディングの下に水切りを付けます。
これは、水の浸入を防ぐほかに、空気に入口の役目を果たします。
水切りの上から少し隙間を開けてサイディングを貼っていきます。
(この隙間が空気の入口になります。)
サイディングを綺麗に上まで貼って、軒下は不燃有孔ボードを貼って仕上がりです。
穴の開いた不燃ボードの穴が湿った空気の出口になります。
完成!!
きれいに完成です。
今回は、見栄えより性能重視のため、色は既存と多少違います。
屋根の板金工事だけでなく、このようなサイディング工事も得意ですので、お気軽にお問い合わせください。